冬の髪の気を付けるべきポイント
まずは乾燥です!
冬はただでさえ空気が乾燥している上に、エアコンの温風が直接髪に当たり、
乾燥を受けやすい季節と言えます。
お肌の乾燥は実感しやすいので、保湿クリームなどで入念にお手入れする方が多いことと思います。
髪や頭皮もお肌と同様、乾燥に弱く、潤いを欲しがっているのです。
乾燥の原因などをご紹介していきます。
髪の毛が乾燥する原因
■ 空気の乾燥
冬は、外の冷たい風はモチロン、部屋の中のエアコンにも注意が必要です。
エアコンの風に直接あたっていると、静電気が起きやすくなったり、
髪の表面がゴワついたりパサついたり。。
そんな経験ないですか?
実は、髪の水分が失われると、表面のキューティクルがカラカラに。
剥がれやすくなってしまい、髪のダメージが表面化し、枝毛や切れ毛の原因にも。
さらに、外側のキューティクルがドンドンと剥がれてしまうと、
傷ついた部分から髪の内部の水分までも出てちゃって、ダメージが進んでしまいます。
髪の毛がパサいてると思ったときは、ムリに引っ張ったりしないで、
優しくほぐすようにブラッシングするようにしましょうねっ。
■ ドライヤーのかけすぎ
冬は髪の毛をしっかりと乾かさないと、風邪を引いてしまいそう。
と思って、完全に乾かしたりしていませんか?
髪の毛にとって一番のダメージが、『乾燥状態』をつくること。
しかも水分が蒸発するときって、余分な水分だけが蒸発しないで、
髪の毛に必要な水分も一緒に蒸発させてしまうのです!
髪の毛にとって必要な水分を残すためにも、 余分な水分はタオルドライで
しっかりと押さえることが大事です。
そしてドライヤーをかけるときは、毛先を乾かすのではなく、
地肌を乾かすように内側から乾かしていきましょう。
髪の毛を乾かす目安は、美容院でスタイリングしてもらってるような、
ほんのちょっぴり湿った具合にキープするのがポイントです。
■ 摩擦
タオルドライの時に、タオルをゴシゴシするのは絶対にNG!
キューティクルが開いている洗髪後は、一番ダメージを受けやすい状態にあります。
髪の毛もお肌と一緒で、ゴシゴシと摩擦や強い刺激を与えると、
表面のキューティクルが傷み毛髪の内部の水分が失われやすい原因に。
タオルで髪の毛を押すような感じで、しっかりと水分を拭き取りましょう。
■ 静電気
乾燥したところでブラッシングすると、摩擦で静電気が起こりやすくなります。
パチパチとイヤな音を鳴らす静電気って、実は電流が走ってるんですよ。
なんでも、『2万ボルト』の電気が流れているとも!?
髪と地肌をいたわり、静電気をなるべく起こさないためにも、
プラスティック製のクシやブラシを使うのは控えたほうがベター。
木製のブラシにかえるだけでも静電気は起こりづらく、 髪への負担とダメージも軽くなりますよっ。
100円ショップで売ってる木製のクシに、 椿油を染み込ませて、お手製『つげ櫛』にするのも◎です♪
■ まとめ
- エアコンに直接あたらない
- ドライヤーのかけすぎには注意
- プラスティック製のクシはNG
- ゴシゴシ、髪の毛をこすらないこと
※参考『髪の毛のうるおい逃がさない!乾燥からくるダメージ対策&ヘアケアのポイント』
ダメージがダメージを呼ぶ、悪循環に!?
健康な毛髪は12~13%の水分を保持しており、最大35%まで水分を保持できます。
毛髪の水分が7%を下回ると、表面のキューティクルがカラカラになって剥がれ、
切れ毛やさけ毛、折れ毛、枝毛となって、髪のダメージが表面化します。
さらに傷ついた部分から、毛髪の内部の水分まで出ていってしまい、さらにダメージが進んでしまいます。
水分だけでなく、細い線維状のタンパク質でつくられている毛皮質(毛髪の内部)の中には、
NMF(Natural Moisturizing Factor=天然保湿因子)が存在しています。
これは毛髪に水分を溜め込む役目を果たしています。乾燥した状態が続くと、
このNMFも流出してしまいます。髪が乾燥すると、ダメージがダメージを呼び、悪循環に陥る、
というわけです。
静電気が切れ毛の原因に!
冬は、ブラッシングにも注意を払う必要があります。
冬は空気が乾燥しているため、ただでさえ、静電気が起きることが多い季節。
ブラッシングで髪が摩擦し、パチパチと毛が逆立ってしまう、という経験はありませんか。
静電気が起きるのは、髪の内部まで乾燥している証拠。
静電気によって切れ毛になってしまうこともあります。また、静電気がホコリを寄せ付けるので、
髪に汚れがついてしまう原因にもなっているのです。
ブラッシングの前に、くし通りを良くするスプレー、もしくは霧吹きで軽く水分をつける、
静電気を防止するブラシを使うなど、静電気の予防を心がけてください。
※参考『乾燥に負けない!冬のツヤ髪を守るヘアケア』